大腸カメラ
大腸カメラとは
肛門から内視鏡スコープを挿入し、大腸と一部の小腸を直接観察する検査です。
見落としを防ぐため、下剤により腸をあらかじめきれいにしていただく必要があるため、事前に受診していただき、その方にあわせた腸管洗浄剤(下剤)をお渡しさせていただきます。検査時間は15分程度(個人差はあります)ですが、検査の5時間前から腸管洗浄剤を服用していただくことになるので、1日がかりの検査とお考えください。
検査でわかる疾患
- 大腸ポリープ
- 大腸癌
- 悪性リンパ腫
- 潰瘍性大腸炎
- クローン病
- 腸管ベーチェット病
- 大腸憩室
- 大腸粘膜下腫瘍
- 感染性腸炎 など
大腸カメラを受けたほうがいい方
- 血便がみられた方
- 健診の便潜血検査で陽性であった方
- 腹部の違和感がある方
- 便秘や下痢を繰り返す方
- 過去に大腸の病気を指摘された方
- 親族に大腸癌の方がいる方
- 加工肉・赤身肉を多く摂取している方
- 肥満の方
- 過度のアルコールを摂取している方
- 喫煙している方
- 糖尿病になっている方
- 貧血がある方
大腸カメラによる検査は、大腸癌による死亡を抑制するといわれています。上記に当てはまらないとしても、40歳以上で一度も大腸カメラを受けたことがない方は、まず一度受けることをおすすめいたします。(大腸ポリープや早期の大腸癌により症状がでることはほとんどないためです)
当院の大腸カメラの特徴
日帰りポリープ切除が可能
大腸ポリープが年月をかけて徐々に増大し、大腸癌へと進行していくタイプが大腸癌の9割以上を占めると言われています。大腸ポリープを切除することによって大腸癌による死亡率が低下すると言われており、当クリニックでは、検査中に発見したポリープを、その場で切除する日帰りポリープ切除が可能です。(ただし、大きなポリープ、大出血のリスクが高いポリープ、癌の成分が混在していると判断されるポリープについては、当クリニックでは切除はおこなわず、安全のため入院可能な病院を紹介させてもらうことにしております)
鎮静剤の使用可能
慎重に内視鏡を挿入いたしますが、個人差はあるものの、挿入時の痛みや、空気が入ることによる圧迫感を感じたりします。胃カメラ同様、鎮静剤を使用することも可能で、これらの痛みや苦痛に配慮した検査を受けて頂くことができます。鎮静剤使用をご希望の方はお知らせください。
便潜血検査で陽性となった方の精査もおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。